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「九州発、大学発ベンチャー活性化に向けて」
−大学発ベンチャーの課題と展望を探る−
−シリコンバレーから学ぶ元気な九州のつくりかた−
「ワクワクする気持ちが大切。それがアントレプレナーシップだ!」
アカデミー・キャピタル・インベストツメント(株)社長である、松本孝利氏の言葉で締めくくられた今回のアジアラウンドテーブル。会場には、澄み切った青空が広がるシリコンバレーのように、熱く爽やかな風が感じられた。

アジアラウンドテーブルの開催された福岡アクロス円形ホール
2005年度最後のアジアラウンドテーブルのテーマは「九州発、大学発ベンチャー活性化に向けて〜大学発ベンチャーの課題と展望を探る〜」。大学発ベンチャー創造の必要性が謳われて数年、九州大学でも大学における研究成果活用方法の整備や研究者や学生の意識、知識の向上を目指し、様々な取り組みが行われているが、四回目を迎える今回のアジアラウンドテーブルではここ九州における大学発ベンチャーの可能性と活性化の方策を考えることに焦点が置かれた。

熱気あふれる円形ホール
「九州」を切り口にお話をいただいた講師の方々は、大学発ベンチャー、テクノロジー系ベンチャーの育成に経験の深い、アカデミー・キャピタル・インベスツメント(株)の松本孝利社長と、台湾大学を卒業後米国MITに入学し同校を基点にベンチャービジネス“Groundhog Technologies Inc.”を立ち上げた台湾期待の若手起業家、Mr. David Chiouである。供に、アジア、シリコンバレーをつなぐグローバルな活躍をされている方々で、世界を見据えるその目は冷静且つエネルギーに溢れていた。
最近のメディアから発せられる「起業」という言葉から、起業での成功の鍵は目新しさの追及にあるというイメージを私は感じ取っていたが、松本氏、Mr.David 両お二方のお話を伺いながら、起業において新しいビジネスを支える基盤作りが最も重要だと思った。例えば、
- 当事者意識で考えられること。
- プライオリティが付けられること。
- 物事を多角度的に見られること。
- 本質を見極める力を養うこと。
これらは起業のみならず、どの分野においても社会で活躍する為に必要となる力ではないだろうか。才能、努力はもちろん、しっかりとした基盤があるからこそビジネスが成り立ち、そして何よりも、世界を舞台に活躍するお二方の「人生の一瞬一瞬を輝かせたい」という情熱が発するきらきらとしたオーラが賛同する仲間をひきつけるのだろう。世界でリーダーシップを取れる人材育成の原点は、まず世界を舞台に活躍するトップランナーとの出会いにあると強く感じられる、魅力的なゲストをお迎えした講演会だった。
 
会場にてQREPで学んだことを発表する学生たち
更に今回は、「九州大学/ロバート・ファン/アントレプレナーシップ/プログラム」(以下QREP)参加学生成果発表会も同時開催された。今年度から実施された「QREP」は、起業家精神育涵養を目的としハイテクベンチャーのメッカであるシリコンバレーにおいて行われた起業家教育プログラムである。今年度の参加学生は20名。経済学部から医学部まで、様々なバックグランドの学生が参加し、授業数22、講師数44、現地の一流起業家からの講演や同世代の大学生との交流など、5日間非常に密度の濃いプログラムが組まれたようだった。「自立」「ビジョン」「信念」「パッション」「チャレンジ」・・・。シリコンバレーから戻ってきた学生達は「Fire eyes」という言葉の通り、輝きと力強さに満ちていた。

「シリコンバレーから学ぶ元気な九州の作り方」と題し、QREP参加学生による九州活性化を目指すビジネスプランが発表されたが、シリコンバレーで感じたそれぞれの思いと将来のビジョンが折り重なり、興味深いものだった。同じ授業を受けても、それぞれのアンテナがあり、受け取り方も様々である。そして、その異なる視点を共有できる仲間がいることで更に広がる世界がある。「アントレプレナーシップ」をキーワードにシリコンバレーで出会った彼らは、一人一人の輝きを打ち消しあうことなく、お互いを刺激し合える仲間に出会えたのだろう。ビジネスプランを熱く発表する彼らの弾む声から、私はその様な印象を強く受けた。そして、QREPやアジアラウンドテーブル等、世界へ目を向ける様々なチャンスを学生に与え、ネットワークを広げる場を設けてくれる九州大学の積極的な取り組みに対し、改めて大学ならではの面白さを感じるとともに、私達学生はもっとアクションを起こしてもいいのではないかという思いが膨らんだ。

コメンテーターとしてアドバイスを頂いた方々−MechaTracks株式会社代表取締役 永里壮一氏(向かって一番左端)、九州ベンチャーパートナーズ ファンドマネージャー水口啓氏(左から2番目)、松本孝利氏(右から2番目)、David Chou氏(一番右端)
「シリコンバレーから学ぶ元気な九州の作り方」と題し、QREP参加学生による九州活性化を目指すビジネスプランが発表されたが、シリコンバレーで感じたそれぞれの思いと将来のビジョンが折り重なり、興味深いものだった。同じ授業を受けても、それぞれのアンテナがあり、受け取り方も様々である。そして、その異なる視点を共有できる仲間がいることで更に広がる世界がある。「アントレプレナーシップ」をキーワードにシリコンバレーで出会った彼らは、一人一人の輝きを打ち消しあうことなく、お互いを刺激し合える仲間に出会えたのだろう。ビジネスプランを熱く発表する彼らの弾む声から、私はその様な印象を強く受けた。そして、QREPやアジアラウンドテーブル等、世界へ目を向ける様々なチャンスを学生に与え、ネットワークを広げる場を設けてくれる九州大学の積極的な取り組みに対し、改めて大学ならではの面白さを感じるとともに、私達学生はもっとアクションを起こしてもいいのではないかという思いが膨らんだ。


学生の発表に対しては優しさと厳しさがほどよく混ざったコメントが。。。
アジアの玄関口である福岡に位置し、起業のメッカ、シリコンバレーとも強いネットワークがある九州大学が元気な九州の源として、2006年度も新たな動きを見せてくれることに期待したい。
< 文責:九州大学21世紀プログラム3年 小野寺玲子>
【アジアラウンドテーブルに寄せられた声(一部)】
※ 毎回このような貴重な機会を作っていただいているご苦労に感謝しています。(企業経営者)
※ 新連携支援事業などを利用して九州大学とは今後情報交換しつつ連携を進めたいと感じた。今回の内容を九州全体に伝えることを期待したい。各県にこのような内容に感激するベンチャーや指導者は多いと思う。 (ベンチャー支援者)
※ 私には、あまり縁のない話かも・・・と、迷っていたが来て良かった。いろんなヒント、元気をいただきました。中小企業も同じような悩みや迷いを抱えています。もっといろんな分野の方が聞かれるととっても面白いだろうなと思いました。ありがとうございました。とっても刺激をいただきました。わが社は創業○年目ですが、まだまだ未熟なところばかりですのでまさにベンチャー企業を同じような悩みをいくつも持っています。参考になる話がたくさんありました。夢を志に変える強い達成意欲など、、、、ベンチャー魂を持ち続けていたいと思いました。(企業経営者)
※ QREPが学生・地域に与える影響は大変大きいと思います。今後の発展に期待しています。(ベンチャー支援者)
※ 次回も参加できればうかがいたいと思います。大学を卒業しても九州大学の活動に関わって行ければと思っています。良いものを生み出し続けてください。(今春卒業する学生)
※ アントレプレナー育成とそれに付随するコミュニティ形成に問題意識を持って参加しましたが、具体的方法論を考える上で非常に意義のある時間となりました。今回はアジアラウンドテーブル&QREP報告会という組合せでしたが、非常に親和性の高くいい組合せだと事務局の方々の問題意識の高さに感嘆しております。また機会があれば勉強させて頂ければと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。(ベンチャー支援者)
※ 起業家、起業を考えている学生に接し、大変役にたった。(ベンチャー支援者)
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事務局のつぶやき
シリコンバレーラウンドテーブル(平成17年度に6回開催)から数えること10回目となった今回の第4回アジアラウンドテーブル。初の日昼開催、同時通訳、学生の発表とこれまでの中でも最も大がかりなイベントとなりました。本学だけでなく、福岡県産業・科学技術振興財団様や九州経済産業局様、そして学生ボランティアや協力頂いた皆様の支えがあってここまで来ることができました。ありがとうございました。この場を借りて感謝申し上げます。これからも、より社会に貢献できるよう様々な挑戦(秘密?)をしていきたいと考えておりますので応援をお願いいたします。(文責:さだ@事務局) |
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